京都―ルーヴル美術館展― |
京都では京都市美術館で9月27日まで「ルーヴル美術館展—17世紀ヨーロッパ絵画—」
が開催されています!
17世紀のヨーロッパ絵画の巨匠レンブラント、ベラスケス、フェルメール、ルーベンス、
プッサン、ラ・トゥール美術史だけでなく世界史においても名を残した
画家たちの作品の魅力がいっぱいです!
風俗画は、17世紀オランダで多く描かれ、ありふれた庶民の生活を描いたもので、
そこには画家達のいろいろなメッセージが隠されています。
身近な生活を生き生きと描いた風俗画に道徳的な意味合いを探すのもルーヴルを楽しむ楽しみ方のひとつではないでしょうか?
フェルメールの「レースを編む女」、ルーベンスの「ユノに欺かれるイクシオン」など、およそ60点が日本初公開。また、レンブラントの「縁なし帽を被り、金の鎖を付けた自画像」、シモン・ヴーエ「エスランの聖母」などまさに「これぞルーヴル」、「これぞヨーロッパ絵画の王道」ともいえる作品が揃っているという京都美術館のルーブル展!これは行くしかないかも?
ヨハネス・フェルメールは一瞬の光をとらえて永遠の印象をそこにとどめた自然かつ幻想的な絵を描く達人よ言われているそうです。17世紀に活躍したオランダ画家のなかで最も評価の高い巨匠の1人であり、今回初来日する《レースを編む女》は、フェルメール作品のなかでも小さな作品で、究極の1枚とされています。彼の描く作品は貴重でこの1枚を観るなら、京都へ観に来る価値ありです。
またもう一人、光と影によるドラマティックな魅せ方で人々を虜にするオランダの巨匠レンブラント。
波乱の生涯の間に描かれた彼の自画像は、 自信に満ちた“目力”が印象的な作品。
この作品には、自身のファーストネーム、“レンブラント”という署名が入っており、ルネサンスの大巨匠、ラファエロやミケランジェロ、そしてティツィアーノにあやかって、ファーストネームだけで署名することで、自らもこれらの巨匠に近づこうとしたのだといわれているそうです。
そして17世紀は哲学の17世紀とも言われ、近代哲学の父とされるフランスの思想家デカルトの有名な『方法序説』の中の言葉に「我思う、ゆえに我あり」がありますが、
そのデカルトの肖像として最も知られている作品「ルネ・デカルトの肖像」も出品されています。
この秋、京都の美術館で「ROUVRE(ルーヴル)」を目で観て心で感じ、ヨーロッパ文化とその社会背景、宗教観や精神などを知り、歴史と画家達の想いに触れてみてはいかがでしょうか?
■京都市美術館
期間:2009年6月30日(火)~2009年9月27日(日)
京都市美術館からリーン・ロゼ京都へはバスで10分程度です。
ぜひ芸術と一緒にインテリアで秋を感じてください!